2011年4月20日水曜日
23年4月20日(水)人材育成評価システム本番へ
・ 3月29日理事会において確認された重要な項目に「教職員人材育成評価システムの処遇本番移行」の議題があった。今まで何回となく議題に上がって確認されては来ているのだが本番ということで再度議題として上程し確認したものだ。
・ 本番とは「評価結果の処遇への反映を100%行う」と言うものである。21年度は段階的措置として50%反映としたが22年度は丸々評価結果を「月例基本給に跳ね返し」をするのである。
・ 本校の場合は「S,AA,A,B,C、の5段階評価」となっており標準はA評価である。Aであれば今までと同じパターンでの昇給となる。高い評価であるAA(○A)となれば一定の比率での昇給となる。
・ 「振れ幅」は民間企業ほど大きくしていないがそれでも基本の本給の上下だからAAとBとでは同じ同期同年齢でも1年間の所得差となれば大きな差異になってくる。賞与の支給は月例給与に×月数だから都合16か月分の差異が発生する。
・ 学校法人と教職員は「契約関係」にあると言うのが私の基本的考えである。雇用関係を結び給与を支払う代わりに相当する業務を遂行すると言う考え方に立てば「最低限A評価を得ることで契約が成立」する意味である。
・ 契約以上の業績を出せば「学校の内外どこかに有形無形のメリット」が出ているのだからそれらを評価して幾分かを「還元」することは当然であろう。また逆に契約以下の業績でしかなかった場合は契約条項の補正が必要になってくるという考え方も合理的ではないか。
・ この評価は1年単位で今年良くなかったから来年頑張ろうとして成果が認められれば翌年度上がるので「カーブは回復可能」である。こういう制度は「復活」がなければ意欲を減退する。
・ ここ大阪府では園小中高、全ての公立教員は既にこの制度の中で数年以上が経って完全に走り出している。遅ればせながら私立学校の本校も追いついたと言うわけである。これで公立の教員からあれこれ言われないで済む。
・ 言われた訳ではないが「人材育成評価システムは悪い制度ではない」から導入した。一部の団体に属する教員は「教員を分断するものだ」「校長の思いのままに教職員を動かそうとしている」「好きな教員と嫌いな教員を分け隔てする」などと言っていたが現在このような動きは大阪府の公立学校ではどのような状況なのであろうか。
・ 現在本校の事務室には某銀行からの出向者が勤務されているが、過日その銀行から私に対して「評価書に記入して送り返して」と書類が来た。このように民間企業はどこに行っても「評価というものはどこに付いて回る」ものなのである。
・ ただ最近私はこの制度について「運用で変化をつける」必要性を感じている。元々この制度は学校方針に準拠して自己目標を立て推進すると言う根底の思想であり、これであれば目標を達成すればそれで良いとする考えがあったが「ちょっと待って」と思うのである。
・ 確かに仕事は出来、皆が認める成果も上がった。ところが朝は遅いし、休みは多いし、バイク事故は起こすし、武道館などのお祝いにも駆けつけないなどの人にそれらの評価は無視してよいのかという疑問である。
・ 様々な意見があろう。ただ組織人として「限界内で許されるか、それはあかんやろ!」となるのか「微妙な問題」であるが私は決意した。「総合的所見欄に記載する事項」として反映するのである。
・ 根底の考えには「良い成果は良い勤務態度から担保されている」というものである。学校は組織であり協調性の中で個人の能力を発揮して頂くことがベースと言う考え方である。真面目にやっている人のことも考えねばならない。
・ 私は時々思う。どうして教員という人間は「こうなんだろう」と思うのだ。優秀で良いのだが人間性となったら疑問符が付く人も居るのである。これらは個性ではない。単に思い上がった「自分だけは別」という「勘違い」なのである。
・ 朝、生徒と同じに始業前ぎりぎりに正門に駆け込んでくる教員などは典型的である。自分が遅れて来ている学校で自分の担任の生徒が何をしているかなど眼中にない人々である。
・ 昔から目についていた二人の教員については以前数ヶ月前に個別に指導したにも関らず理事長校長の指導など無視だ。こういう教員に目標を達成したからと言って処遇を与えられるか。私には出来ない。
・ この通勤時刻(登校時刻は生徒のための言葉)については4月14日の職員会議で徹底した。しかし何時か又ルーズになっていくのかも知れない。だから「歯止め」が必要なのである。
出勤時間について
* 8時25分始業ということは8時25分から100%状態で本来業務に入るということである。服を着替え、今日の時程を再確認し、教材の準備や用意もある。上司同僚への確認事項や時間割変更があるかどうかをチェックする必要もある。それに昨夜自分が帰宅後に受信されたメールの確認もある。そのように考えたら遅くても8時10分には席についておくことが勤労人として常識だと思う。勤務にルーズな組織はすでに腐敗している。
・ この4月から本校で頑張ってくれている某常勤講師の人は理事長に下記のような小論文を提出してくれた。「専任になりたくて、なりたくて仕方が無い人」で4月1日の着任時においても「専任を目指して頑張ります」とたった一人言った教員である。
“ 教員生活15年目から関西大学連携浪速中学校で、教壇に立たせて頂くことになりました、XXXXと申します。理事長校長先生の毎日の講評を前任校(XX中学高等学校)で勤務している頃より、毎日楽しみに読ませて頂いています。正直なところ、私自身は、貴校にお世話になると決まってからですが、色々私学教員に聞くと、びっくりしたら失礼かも知れませんが、過半数の教師が、浪速の理事長校長先生のブログは、面白い、興味が沸くと人気があり、読ませて頂いているみたいです。そんなに面白い、興味が沸く講評なのかと半信半疑で、読ませて頂き、かなり勉強させられました。(中略)私自身、今年40歳を迎える。距離感をしっかりと保ち、信頼される、熱血教師をさらに目指して、ご期待に添えられるように、頑張る所存であります。専任教諭を目指し、残りの教師生活25年余りを貴校で、新任教諭ならぬ、いがんだ考え方をせず、ベテランの教師と共に、色々な経験を生かし、生徒や新卒の先生が、伸び伸び、成長出来る、また、この学校の発展に力添えできる教師を目指し、頑張って行きますので、宜しくお願い致します。
・ 私はこの常勤講師の様に「前傾姿勢」で意欲を全面に押し出す人を好ましく思う。「一歩前に自分を運ぶ人間は必ず実践が伴っている」からだ。着任2週間であるにも関らず多聞尚学館で特別講義をやってくれている。
・ 何よりこの講師、既に「生徒の心をがっちり掴んでいる」のである。この先生の教える数学の授業が大変分かり易いと大評判なのである。そして私は感心したのが前述した文章の中で下から3段目の「いがんだ考え方をせず」の部分である。今まで多くの常勤講師を使って来たがこのような表現を使った人はこの人が初めてである。
