2011年4月2日土曜日

23年4月2日(土)インタビューを受ける

・ 新年度も順調に始動した。今日で私はようやく「ホッ」とするのである。6日の入学式までが私の僅かな「至福の時」である。今まで生徒数が伸びる一方だったので「落ち込む」時はなかった。「いやいや、そういうことを言ってはいけない」。昨日のブログではないが「得意淡然・失意泰然」だ。

・ 今日は本校茶道部の顧問になる女性教諭に茶道のイロハを1年間ご指導していただいた道明寺天満宮の先生(宮司の母君)にレッスン終了の御礼に赴いた。お席で美味しい一服を戴いた。
・ 全く茶道のことなど何も知らなかった教員に対して手厚く「ご社中」あげて対応いただき、基本中の基本であろうが「基礎の教授」頂いたのである。今後は「武道館のお茶室」で本校生徒とともに茶道部の外部指導者から教わることになる。

・ この先生、幾分頑固なところがあるが、良いところも一杯あって私が昨年専任に格上げした私と同郷の国語の先生である。今年の冬休みは広島の実家に帰ってご両親に大型のデジタルハイビジョをプレゼントしたと聞き、私は嬉しくなった。そうでなくてはならない。「親孝行」でない者が学校の教師など務まるはずが無い。私はこういった話に弱い。

・ 「バスケットボール」が大好きで大好きであったが、しばらくクラブを休ませ茶道に集中させた。4月からは好きなバスケットも担当させるように配慮したが茶道部に手を抜いてはいけないと厳命している。やってくれるだろう。


・ 学校の方は教員総出で学年会議やら科・コース会議やら分掌会議などがなされている。昨日新任先生の着任、そして遅く職員室の移動や整理だった。そして今日が来週以降の為の意思結集の会合だから「如何にも合理的」である。そして「スピーディ」だ。
・ 管理職朝会で報告されたが、新任の数名の先生が昨日の「職員会議の感想」を副校長のところで述べたそうだ。「今まで見た事のない職員会議だった」と。校長の指導力と存在感、そして「凛とした職員会議」に驚愕し感動したというのである。
・ しかしあのようなもので驚いてはいけない。あれは挨拶程度のものであった。14日に予定されている実質的に中身のある職員会議での「理事長・校長のプレゼンテーション」に更に驚かれるのではないか。

・ 新採用の教員の「校長視点論点の感想文」も入手した。最初の数人分に目を通したが「中々力作で読み応え」のあるものもあるような気がする。週末に読むのが楽しみである。昨日のブログに書いたように「小論文」というか「書き物」を読むだけでその人間の「生きてきた蓄積」が直ぐに分かる。

・ 昨年の常勤講師で2名ほど提出されなかった教員が居たが恐らく「書けなかった」のだろうと思う。この二人は1年で本校から去った。再契約とはならなかったのである。教師が論文を書けないでは生徒に指導など出来ないだろう。
・ 「書くとは自分の考えをまとめること」である。そして読んでもらう人に「伝える」ことなのである。ここには「技」が要る。表現方法、語彙「起承転結」があってそれでいて「自分の匂い」が漂うものが良い。いい加減の思索では人生経験の長い老人域の私にはすぐ分かるのである。「底が知れる」のである。


・ 今日は前から予定していたインタビューを受けた。映像メディア会社の社長さんである。今日のインタビューに先駆けてじっくりと武道館を研究して本日に臨んで来たと言う。場所は武道館の来賓室を使った。


・ インタビュアーは最初に「この浪速武道館は清冽な感じがします」が第一声であった。この「清冽」という語彙に私は参ったのである。元々ここ4年間は新聞記者のインタビューなどマスコミからの取材なども一切お受けしていないが今日のインタビューは逃げるわけには行かなく受けたのだが最初の突っ込みが私を大いに喜ばせたのである。




・ 私は設計当初から「品格溢れる浪速武道館」を目指し、ゼネコンの南海辰村さんもお願いし、結果として素晴らしい設計をしてくれたと思う。特に建物の概観、正門、そして玄関、それに和室には特別に意を用いた。それを開口一番「清冽」という言葉を発してくれたのである。
・ 途端に機嫌よくなった私は持ち前のサービス精神がもりもりしてきて、15分のインタビューが1時間にもなったのである。「定礎」の「皇紀」という年号についても聞かれたので私はこの説明だけで15分はしゃべっただろうか。


・ 何故「皇紀」なのか。そしてお茶室洗心亭の「古事記神話の板絵」なのかである。「神社神道の学校」として歴史を紐解きながら私は延々と喋ったのである。上手いインタビュアーであった。ポイントをついてくるから受けるほうは何でも話してしまうのである。
 ・ そして最後が「武の一字」についてであった。見た瞬間「体が震えた」といわれるのである。この社長さん、「気」というものを勉強されているらしいのだが「気に溢れた字」だと言われるのである。「猿も褒めれば木に登る」ではないが、私は舞い上がって如何にしてこの武の字を書いたか又15分を使って説明したのである。
・ ふと廊下を見ると数名の保護者が「中二階」から空手道部の練習をご覧になっていた。生徒の中には何と小学6年生が混じって練習しているのである。その保護者であった。浪速中学に入れて貰って今井先生の指導を受けたいという。
・ 今や浪速武道館は市中の空手関係者には大変有名になっているとお聞きした。私は「にんまり」として練習中の部員の輪の中に入りその小学生に声をかけて激励したのである。両親はその光景を中二階から見ている。


・ 本当にこの中二階部分の設計は素晴しい。これはゼネコンの南海辰村さんが受注を決定した大きなポイントになった部分である。代々木体育館みたいな設計をプレゼントしてきた会社もあったが、私はこの武道館を大層気に入っている。この浪速武道館は清冽で品格溢れる建物として21世紀に輝くであろうことは間違いなしだ。
・ 落ち着いたら「浪速武道館への道のり」の銘版を入り口近くに掲げる。「多聞尚学館への道のり」「浪速ふくろうスタジアムへの道のり」もそのようにしてきた。銘版取り付けで「教育トライアングル」が完成する。