2011年4月6日水曜日
23年4月6日(水)23年度入学式
・ 「日本は国難」とも言うべき厳しい時であるが本校には「晴れ渡る快晴」で、気温も上がって春本番と言う感じ・・・云々。これが私の口切の言葉であった。入学式は卒業式に比べて学校行事の格式と言うか重要性からすれば一段下がるという感じだが、私は入学式が好きである。
・ それは文句なしに「はちきれんばかりの希望に萌えた若者」を迎えると言う行為が元気をもたらすからだろうと思う。卒業式はやはり寂しくなる。入学式も私にとっては今日で9回目となった。思えば長く校長をやっている。しかし後数年はやる。
・ しかしそれにしても中学、高校合わせて796名の数はものすごい。保護者、教職員も入れると1600人を超えており私は正直体育館の床が抜けないか心配したほどである。事務室に指示して床の設計強度を確認したほどだった。
・ まず「神前奉告の儀」である。本校の「お宝」である中学、高校用の「お神輿」が神社前に並び、鳥居の左脇には「雅楽部」が正式装束で居並ぶ。開始を告げる「鼓報」の大太鼓の音は剣道部の部員が打ち鳴らすのである。
・ 大太鼓は「長く打ち鳴らす」ように言っていたのだが今年も非常に上手くやってくれた。私はこの大太鼓の音が好きである。腹に染み渡る。今日から始まる新1年の生徒と教員の安全と健康そしてこの学年団の教職員の頑張りを祈願した。
・ 体育館に移動する生徒は「ぴかぴかの制服」にとにかく「靴」は光っており、これだけで新入生と分かる。着物姿のお母さんも例年よりは多く、会場はその分「華やいだ」ものになっている。
・ 高校16クラス、中学4クラスの合計20クラスは「長蛇をなす」感じで見ていて嬉しくなる。生徒は多いほうが良い。入場に時間がかかったがそんなことはどうでも良いことである。しかし保護者の入場と生徒の入場のタイミングや方法は来年には工夫がいるだろう。
・ 演奏しながら迎える吹奏楽部は用意した譜面では足りなくて同じものを何回も演奏していた。昨日入荷した「チューバ」と言う高価な楽器も早速戦力になっている。スイスのウイルソン製と言っていたが高い楽器だ。これで二つになった。
・ 甲子園の入場みたいにクラス名を「プラカード」みたいにして男子生徒が持って待ち構えてくれており雰囲気は最高であった。このアイデアは面白い。保護者に自分の子どものクラス名を知らしめるのに効果がある。
・ しかし結局保護者はメイン会場には入りきれなくて新館1階に特設会場を設けて本会上から生でのビデオ上映を行うほどであった。この別会場に300席を用意して20程度余った程度だというから中高保護者で1000名前後と言う計算になる。
・ 生徒数は796名だから1.26倍である。確かにこれはうなづける。中学などはご夫婦で出席である。それにおじいちゃんやおばあちゃんを入れると26%オーバーはあって当然なのである。
・ 式に先立ち大震災の被災された皆様に「黙祷」を捧げて式は始まった。9回目となると同じような式辞になるがそれでも私は力を入れてやる。一生懸命やるのである。最近では特に「浪速生としての心構え」について強調して話しをしている。
・ その中の一部は“本校は全般に「生徒生活指導」には厳しい学校として聞こえています。特に「いじめ」「喫煙」「化粧や服装」「通学途中の公共マナー」は厳しい指導があります。それも学校の教育だと思っているからです。生活規範が乱れていると学業成績にも影響があることを学校の教師は知っているからです。安易に流れてはいけません。「駄目なものは駄目」なのです”と声を張り上げたのである。
・ 式の終了後「担任紹介」を私の手で行い、生徒はクラス写真の撮影で会場を後にした。保護者にはお残り頂いて時間をとらず「教育トライアングル」の説明をした。私は「映像」を使って「多聞尚学館」「堺の校外グラウンド」「新武道館」の教育トライアングルの完成を「黄金の三角地帯」と称してPRを行なった。
・ そして「新校舎建設」を高らかに宣言し、経済的に厳しい時ではあるが出来うる範囲で「施設設備充実金」への任意のご寄付と高校教育後援会への参加をお願いした。その後早速行われた理数科とⅠ類の生徒保護者集会に参加して特別に「校長講話」があるのである。これは比較的生々しい大学進学の話となる。
・ そして本日最後の行事が「特待生制度に該当した生徒と保護者」への伝達式である。今まではなかったものであるが授業料免除などの特待生であるから「それなりの重み付け」と考え校長の言葉で特待生であることの伝達と激励を昨年度から実施している。
・ このようにして平成23年度の入学式は無事に終了したのである。しかし今年はこれだけでは終わらず特別に本校初めての東日本「義援金の募金活動」を行った。高校生自治会が中心となって部活のクラブ員、教職員、PTA役員総出で三々五々とお帰りになる保護者を対象に募金をお願いした。多くの保護者から多くの浄財を頂いた。
・ 次の募金活動は8日の始業式である。2回目の山場であろう。計画では11日(月)までの実施となっているが出来れば早く打ち切りたいと思っている。私は生徒を通りに立たせて募金活動をさせる気はない。あくまで本校に関係ある身近な人を対象にして行うべきと言うのが私の方針である。
・ 学校の中には目抜き通りや繁華街、駅前で生徒を立たせている(?)、立っているのを見かけるが余り感心しない。又しつこいのも良くない。「一回の義援金募金で如何に効率的に効果的にするかが知恵の見せ所」なのである。
・ PTAと同窓会などは保護者が集まったりする機会もないことから「予算措置してこれこれの金額を致します」と連絡を頂いているのである。場合によってはこの方がすっきりする。
・ しかし公益法人たる私立学校が学校として公費を義援金に回すというのは如何なものか。その点を今検討しているのである。あくまで義援金とは個人や私的団体がなすものではないのか。
・ 今日は多くの浄財を頂いた。中には封筒に3万円もはいっているようなケースもあった。以上を集計して最後は「浪速教職員の名の下に」義援金を集め、「浪速高校中学校グループとして」日本赤十字社にお届けしたいと思っているのである。