・ 6月も30日、月度最終日で半年が過ぎたこととなった。マラソンで言えば中間折り返し点か。本当に早い。暑い中、私は「カフェテラス・クラブの部室工事現場を視察」した。順調に進んでいるし、「良いものが出来る」と手ごたえを感じた。工程もこれなら早く完成しそうだ。極力前倒しでお願いしたい。8月24日に理事会・評議員会を計画しており「内覧会」としたいのだ。
・ この本体工事とあわせて「隣の墓地との境界に塀を巡らせる工事と生徒用の手洗い、足洗い場」も作るように南海辰村建設さんに追加発注をした。その以外にも硬式野球やサッカー部など大型クラブ用の更衣ハウスも移設しなければならない。
・ 「さざれ石」「階の木の植樹」など、「遊学の広場」の設え、カフェテラスの備品など数千万円の費用がかかるが問題はない。先の理事会で承認された。「手持ち現金で対応できる」ことが嬉しい。即ち銀行から借らなくとも良いようになったのが私の誇りだ。
・ 「入りを図って出ずるを制す」と言う言葉があるが「礼記」からとられた言葉である。正確には「入るを量りて出ずるを制す」が正しい。「量入以為出」と漢文では書く。意味は簡単、「収入の方をまず押さえてそれから支出の方を計画する」ことだ。
・ まあ「財政均衡」が古今の鉄則であることを言っているのだがこれが案外と出来ないのである。国全体の会計が今や破綻状態で借金漬けの国家予算である。悪政の典型は「徴税の強化」で国は消費税を上げようと今日決定したとテレビで報道していた。こんな時に税金を上げて良いのか。
・ 浪速も一時期財政均衡が崩れて「あわや」というところまで追い込まれた。それは「入るも量らず、図らず、出も制しなかった」からである。生徒数は減少して収入は少ないのにも関らず、出、即ち教職員の給与には手をつけない、定期昇給はするわでこれでは財政破綻するのは当たり前である。
・ 「学校経営と言うのは極めて典型的な経営学の参考書」みたいなものである。企業みたいな大型の設備投資などはないし、複数年度にまたがるプロジェクトもない。要は「単一年度の会計基準だけで済む経営対象」なのである。
・ 入学者数が対前年減少すれば教職員の給料やその他の支出を少しでも減らせておけば追い込まれる心配は無い。それを原資として翌年の入試広報活動に回せば良いのである。又基本的に銀行ローンを組むべきではないと私は思っている。これは時に「麻薬」となる。破綻した私学の殆どは利子が支払えなくなるからである。
・ 少なくとも中長期的に年度の返済金額が負担にならないような借り入れ額を抑えておくことが重要である。その為には「頭金」を自己努力で積み立てておかねばならない。私立学校はこれらを自力でやらねばならない。自分たちの力でやればこそ「外部からの干渉」を防げることが出来るのである。
・ 昨日松原市立第五中学校の保護者が何と40名も本校の視察にお見えになった。何時も大量に生徒を送って頂いている公立中学校である。入試広報室は誠意を持って対応していた。私も冒頭の挨拶をさせて頂いた。「入りを大切に」しなければならない。
・ 皆様、何と言っても「浪速武道館」に歓声を上げられていたそうだ。隣の工事中のカフェテラス・部室が完成すれば更にこのアクセスは本校の「見所」の一つになる。完成が楽しみである。
・ これも生徒増という入りを量りて「武道館」や「クラブハウス」と言った「出の部分」をコントロールしてきたからこそ出来たのである。学校は「お金を貯めるところではない」。お金を「教育環境の整備」にまず支出し、その後「教職員の生活基盤の安定と向上そして福利厚生」に向けるのである。
・ これが逆になってはいけない。卵(生徒)が先か、鶏(先生)が先かの議論ではない。卵(生徒)が先であることは間違いない。教職員をいじめてお金を貯めても意味はない。教職員が元気一杯「誇りを持って」頑張ってくれるような処遇を目指す。
・ 今は「新校舎建設」という大目標があるから十分なことは出来ていないかもしれないがそれでも公立の教職員より処遇面では負けてはいない。他の私立で本校より処遇の高いところは多くある。3年前に給料の高いところに行くと堂々と述べて近隣の私立に行った教員がいた。給料の高いところが良いならさっさと出て行って欲しい。
・ 府と大阪市、堺市は今日夏のボーナスを支給した。記事に拠れば一般職員での支給金額は以下のようになる。
大阪府 平均年齢 44歳6ヶ月 76万6430円 1.885か月分
大阪市 43歳 76万4267円 1.9ヶ月分
堺市 43歳7ヶ月 71万4959円 1.9ヶ月分
・ これに対して本校の一般教員の平均年齢は若返りが進んで37.9歳でXX万8000円、事務職員は52.5歳でXX万9995円となる。本校の教職員の平均年齢は若いのに、支給額は上記の数値よりはかなり高い数値が私の計算結果である。
・ 教職員には「浪速の教師と言う誇り」を持って頑張って欲しいのだ。後3年で新校舎を完成させたい。それが現時点での目標である。まさしく「入りを量って出ずるを制する」事になる。[
来週5日に本校はボーナスを支給]する。
・ 昨日本校の納入会社さんから今年度の「寄付金が納入」された。平成19年度から私がお願いして始めたものだが5年目となった。今年の入学数が多かった関係で各社さんとも新記録の寄付金を頂いた。5年間で2984万円にもなった。大きな金額である。
・ 今朝の管理職会議でも私は言ったのだ。「入りを量る」とはこういうことだと。生徒が来てくれれば各社さんも売り上げが伸びる。その結果本校への納付金も増えるとことである。問題はこの寄付金は「教育目的達成の為」に使って、その結果として良い教育と生徒の数がキープできると言う「再生産のサイクルの確立」が重要である。
・ 「お金はうまく使ってこそのお金」である。私は今「浪速学院の寮」というか「合宿所」というか学校から歩いて5分以内のところに「寮」を造ることを内心決めている。ようやく「格好の物件」を見つけ出した。
・ 寮を持ちたい理由は様々だ。まず「不登校生徒の学習場所」、次に「スポーツ・文化活動の合宿場所」、そして「来年度から本格的に始める外国人留学生用の寄宿舎」である。大した金額ではないからこれは容易に実現できるだろう。現在値段交渉に入っており、8月理事会において決定する積りだ。