2011年1月23日日曜日

23年1月23日(日)高2、多聞尚学館で英語の特訓

 ・ 高校2年生のトップ50人とセカンド50人が多聞尚学館で英語特訓に取り組んでくれているので昨日激励に出かけた。金曜日から今日の日曜日夕方まで英語ばっかりの講義、試験、解説のサイクルだから、これは効果ある。

・ 朝早くから夜は24時頃までの連続講義だから生徒には「苦行」に近いだろうが、こういうのが「集中特訓」である。宿泊旅行みたいに「ちんたら ちんたら」した校外合宿なら意味はない。それなら止めた方がエコである。
・ 肝心の生徒が嫌がっているかといえば全く様相は誰一人苦にした顔つきはしていない。しわぶき一つ聞こえずに真剣に取り組んでくれていた。多聞尚学館を開設して3年、本校の「週末スペシャル」は完全に地についたものになってきた。私は極めて満足している。もっと入試広報室はこの週末スペをPRしなければならない。
・ 多聞は通常の教室授業とは違う。従ってこれは校長が決定し、指名した者のうち、希望者のみ参加させ、費用は受益者負担で参加できるものである。戴いている授業料にこれらの多聞代は含まれていない。最も3度の食事とベッドメーキングに少しばかりの講師代だから費用としては微々たるものである。
・ その辺の予備校など及びもつかない低コストで現役最前線の学校の教師が教えるのだからこれは有効だと思っているのである。教師は一人ひとりの生徒の実力を知っているからどこがポイントか分かっていることは大きな利点である。

・ 出かける前に私は今回のセンターの先生を呼んで全生徒の試験成績を張り出すように指示した。その為に本人と保護者の同意を得る段取りをつけたのである。結果として誰一人拒否する生徒は居なかった。今までは成績トップから10人くらいの発表に限っていたのだがこれでは余り効果はないと思ったからである。
・ 全体の中で自分の位置を知り努力をする気持ちになって欲しいからである。昨日私が行ったときは「代ゼミ高2センターチャレンジ模擬試験」の結果が食堂の黒板に張り出されていた。さすがに私はボトム10人は隠すように言っていたのだがそのようにしてくれていたのである。
・ 「生徒の様子はどうだった?」と先生にお聞きすると「なんていうことなく皆関心を持って見てました」と言われていたので、まあ大きな問題はないなと思ったのである。今後この種のやり方も時には入れて行きたいと思う。

・ 多聞に来たから力が付くのではなくて多聞で自分を知ることである。そして自らを知り血の出るような努力をすれば間違いなく実力が付く。生徒にそれを知って欲しいのであり、先生方にはその海図になって欲しいのである。

・ 高校2年生であるからもう後1年で彼らは本番のセンター試験を受けなければならない。時間がもうないのである。この高校2年生は正直言って「のんびり」しており、所謂性格の優しい良い子が多いのだがどうも「やる気」が伝わって来ないのが心配なのである。今の高校3年生に比べて特に感じる。

・ 今回の多聞参加者は117名で校内試験での判断によるトップ50人程度とセカンド50人程度なのであるが中に特別に4人を校長命令による特別参加を含めた。浪速中学校から進学した所謂内部生である。

・ 200点満点の代ゼミセンター模試で3クラスに分類するのだが今回のトップは女生徒で188点を取っていた。前回の多聞特訓でもこの生徒はトップであった。とにかく英語が強い。現在では英語だけで言えば京大、阪大レベルである。
・ 次点者が180点で2名、次いで176点が3名、そして174点が2名でこの中に内部進学生が居る。(特別参加の生徒ではない。)200点満点で60%取っている、すなわち120点以上は力があると考えると、その数は57名となっていた。これらの生徒は今後の努力で国公立大学を含めた難関大学が狙えるポジションに居ると私は思っている。

・ 一昨日のブログ「橋下知事私立公立高校にトーフルで5億円」のブログには50名から100名の選抜とあったから現時点では本校は50人なら参加できるかも知れないと私は計算した。100人となると今回の試験では100番目の生徒はまだ期待するラインまで取れていないから、これはしんどいだろう。まだ層は厚くはないのである。

・ しかし概して高校2年生でセンターチャレンジ試験でこの成績なら「まあよくやっている」と先生方は褒めてくれていたので私は幾分嬉しくなったのである。特別参加4名のうち一人は良い位置につけてくれていた。少しやる気になってくれているのかと安心したのである。内部生の成績は本校にとってあらゆる面で重要である。

・ ところで一昨日のトーフルテスト導入の記事に関して昨日は府教委教育長のコメントが記事になっていたが「慎重姿勢」というものであった。このコメントを歓迎したい。130校以上の公立学校を預かっている教育長だから「府立高校の実態にどうも合致している政策とは思え
ない、隔たりがある」との内容だったと思うがその通りだろう。                             



・ これから1年間、橋下知事が「バンッ」と打ち出した「トーフルで5億円」は詳細検討されるのであろう。記事には「私立高校優位」とあったがそういうことではない。96校の私立高校の実態にもそぐわないのではないか。

・ これからのリーダーに英語能力は必要という意見に反対はしない。国際政治や経済分野で他国の指導者と英語で直接話せない日本のリーダーはテレビで見ていても残念であるが別に恥ずかしいは思わない。問題は今後なのだから。しかし公立私立トップ50校に絞って5億円を賞金稼ぎみたいにバラまくのは如何なものかという疑念はどうしても消えない。

・ 私は本校で英語教育に力を入れているのは「英語を学ぶことで生徒に自信を持って貰いたい」からである。英語という言語の魅力は実はここにあるのだと思っている。日本語以外にもう一つ外国語に近づくことで更に「自分が日本人であることの誇り」を再確認し英語によって「国際理解に一歩近づく」と思うのである。確かに大学入試に必須であるがこれだけの目的では余りにもせこい話である。もっと広い範囲で英語教育を浪速高校では展開していきたいと思っているのである。