2011年1月15日土曜日

1月15日 土曜日でも忙しい一日 中学入試始まる

・ 今日は浪速中学校1次A試験日である。何時もの通り学校に到着。既に早い中学の教員は来ており最後の準備状況の確認を行っていた。7時45分から試験本部で教員朝礼をして私から訓示をした。緊張感を持って対応して欲しいと私は述べたのである。心配していたが受験生103名全員が揃って8時30分一科目目に入ったのである。
・ 同じ時刻頃高校3年生はセンター試験会場である大阪市立大学に行っているが、私は行けなかったけれども進路指導の教諭が激励に行ってくれた。今年は全国で56万人というがその中に本校の生徒も300人近くいる。頑張って欲しいと私は心の中で叫んだのである。
・ 私は夕方の判定会議まで時間があるので高校1年生が多聞尚学館で古文の特訓中であり、激励に出かけた。小雪が舞い散る千早赤阪は大変美しい光景であった。120名の生徒が3教室に分かれて頑張っていた。私は彼らに2年後は今3年生が戦っているセンター試験がある。実力を付けよと檄を飛ばしたのである。


・ トンボ帰りであったが帰りに久しぶりにふくろうスタジアムに立ち寄った。3年生は引退しているから高1と高2のラグビー部員が寒い中で練習を行い丁度終了した頃合であり、私は部員を2階のクラブハウスに集め、肩の凝らない話をしてあげたのである。スポーツをやる生徒は本当にさっぱりして気持ちが良い。

・ その後建設中の武道館の現地立会いを行い決めるべきところを次々と決めていった。先ほど書いた定礎の場所も決定した。現在は木工工事など意匠の段階だから日々様相が変わっていく。素晴しいものになること、請け負いである。余り現時点でブログに様相を紹介すると完成後のサプライズがないから今後は控えようと思う。最後のお楽しみである。

・ 学校関係者にとって常に悩ましい問題はクラブと勉強との両立問題である。本校も長い間常にこの問題が付き纏っていたといっても過言ではない。クラブが生徒の心身の成長に極めて大きな影響を与えるという議論は全くその通りで議論の余地はないだろう。私もクラブ活動積極的推薦派であるし支援者である。・ しかし進路に関わっている教員からすれば簡単な話ではなくて「結果として学業がおろそかになる」と言ってこれまた生徒のことを考えてクラブの積極派とはなりえないのである。それが理数科とか本校で言うⅠ類の生徒、すなわち国公立大学を狙っている生徒たちを見ている教員団からすれば大変な問題なのである。

・ 元来生徒個人がクラブと学業を両立すべきであると簡単に言う人がいるがそれは実は簡単な話ではない。確かにクラブ指導の先生からすれば来たり来なかったりではチームワークは取れないだろう。今日的学校のクラブとはそういうものである。

・ 昨年秋本校のラグビー部が秋季大会で好成績を挙げて準々決勝まで進み、強豪校の関西創価高校と当たりこれに勝ったら桐蔭高校との対戦があると言ってクラブ員の海外修学旅行をどうするかという問題がにわかに起こったのである。私は折角の初の海外修学旅行でありレギュラーになっていない生徒や逆に旅行に行きたいという生徒も居るのではないかとクラブの先生に言ってその意思を確認して貰ったらなんと全員がたとえ試合に出れなくともラグビーを優先させたいということになった。皆と一緒にここまで頑張ってきたのだから最後まで皆と行動を共にしたいというのである。おそらくこれが今日的高校クラブの真の姿であろう。


・ とにかく本校は長い間難関大学を目指している理数科やⅠ類の部活動を禁止していたが議論を経て23年度からこの縛りを外すこととしたのである。それは基本的にやはりこの施策は間違っているのではないかという疑念がぬぐえなかったことと、結構勉強の出来る生徒はスポーツをしても優秀だからである。

・ 勿論浪速の理数科に入ったもののクラブは出来ないといって本校を敬遠する話も耳に入ったりしていたことも理由にあるが特定の生徒にクラブをさせないというのは良くないことだと私は結論を出したのである。理数科長などから異論が出たが、最後の最後そのように学校長が決めたのである。

・ 昨日副校長、高校教頭、教務部長、理数科長、進路指導部長、に来て貰って最終的にこの方針を確認し、クラブ全面解禁の方針を再確認した。ただ世の中は私立高校授業料無償化拡大の中で事態は時々刻々変わって来ている。

・ 浪速は学習のこま数などが決して少なくなくて多いほうであるが実力アップ講座とか土曜日の選択講座とか少し分かりにくくなって来ているのと、見た目の授業のこま数が他校に比べてどうなのか再度検証して見直しが必要なら見直すべしと私は指示したのである。

・ 土曜講座もクラブ選択を行い平日にも堺のふくろうに行き、夏休みも8月後半にクラブばっかりというのは如何にもいかがかと言う命題を突きつけたのである。場合によっては土曜選択は元の授業に戻し,その代わりにふくろうの練習時間は延長しても良いと妥協案も示した。

・ 大体、土曜日も練習しふくろうでは長時間に亘って思い切った練習が出来るようになったわけだからどこかで折り合いを付けなければそれこそ理数科やⅠ類の生徒はクラブばっかりで進学の準備が遅れるということにもなりかねないのである。要はクラブは全面解禁とするがどこかで折り合いを付けて欲しいとお願いしたのである。

・ 言わなければクラブ員は朝から晩までクラブばっかりであろう。高校生のクラブとはそういうものである。又ふくろう総合球戯場も昨年6月以来まだ試行中のものである。丁度良い機会だから使い方も見直しが必要なら、そうすれば良いと言ったのである。又お盆明けの高校1.2年生も「授業を考えるべき」と私は言明した。夏期講習などといわず授業にしたらということである。どこかで折り合いを付けるのである。

・ こう言うと誰かが本年度から始めた土曜選択講座もふくろうスタジアムも「既得権益」とか考えて反対するならそれは間違っている。今年は初年度で試行段階である。浪速は良い学校だがクラブばっかりで学習の方は如何にもと言われようなら先生方には辛い話である。実際には頑張ってくれているのだから。

・ 今朝の新聞に本校の高校1年生森脇里奈さんがアイスホッケー、スケート国体の旗手を務めると大きく新聞に出ていた。名誉なことで校長としては嬉しくてならない。正門にはのぼりをぶら下げ、昨日は激励金を手渡して頑張ってくるように背中を押したのである。高校のクラブの醍醐味がここにはある。

・ 写真の写りは本人そのもので森脇さんは礼儀正しく美しい女生徒である。大阪選手団63名の団長さんだから大したものである。このように学校のクラブは学校の名前を大きく高めてくれるのである。橋下知事の進める高等学校評価に間違いなく森脇は貢献してくれている。
・ 公立私立同一土俵で生き残りに勝負をかけるには部活動の扱いは極めて重要である。勿論進路実績も重要である。私は多聞尚学館の学習特訓も「学習クラブ」と位置づけているのである。これらの折り合いをどこに付けてクラブをどのように効率的に指導していくのかも教師には問われるだろう。

・ 練習場もある、部員も居る、練習時間も取った、それで居て一向に強くならないのは指導者の責任である。他校と同じような練習時間でよい成績を上げてもらわないと学校長としては困るのである。