2011年5月14日土曜日

23年5月13日(金)海外英語研修








・ 今年の「海外語学研修」の案が定まった。「再開後の初回であった昨年はニュージーランド」であったが、例の地震のよって今年は同国行きを取り止めた。幾ら北部地方といえどもあれほど多くの日本人研修生の被害者を出した国だから、これは理屈ではない。「天の声」と私は受け止めたのである。
・ 代わりの場所を英語科の担当の先生が検討してくれて結論は「英国ロンドン郊外」と決まった。英国にした理由は「英語の本場」であることもあるが『費用』が最も安かったからである。アメリカ、カナダに比べて相当割安であった。

・ 「パンフレット」が出来上がったので昨日高校一年生への説明会となった。ホームルーム時間を利用して全員に説明するのである。私が冒頭プレゼンテーションを行って本格的な募集に入る。今年は英語のレベルを相当厳しく見る積りである。最終的に20名程度で十分と思っているが果たしてどういうことになるのか。保護者向けの挨拶文は以下の通りである。

“本校では21世紀の国際社会で活躍できる人材の育成を目指して、平成4年度より海外語学研修を実施して参りました。この間、多くの生徒がこのプログラムに参加し、その後の高校生活や進路決定に役に立つ貴重な体験をしてきました。今年の語学研修は開始より20回目の節目を迎え、行き先も安全を考慮してニュージーランドからイギリスになります。歴史と伝統の国イギリスで語学力に磨きをかけるとともに、イギリス人の生活や文化を自分の目で見て実感することにより、国際感覚を養ってもらいたいと思います。

語学研修プログラムは、英語研修、ホームステイ、アクティビティーの3つから構成されています。まず、プログラムの中心となるのは英語研修です。本校オリジナルのテキストを使用して、現地の先生からイギリスの文化、歴史、地理や日常生活の様々な場面で必要な英語表現を学びます。もちろん授業はすべて英語で行われますので、最初はとまどうことがあるかもしれません。それでも集中して授業を受けていれば、英語を聞いたり話したりする姿勢が身につき、次第に英語力が向上してくるのが実感できると思います。ホームステイは、学校で学んだ英語を実際に使ってみる実践の場です。イギリス人の家庭に入って、ホストファミリーと生活を共にし、毎日会話をすることによって生きた英語を学ぶことができます。また、英語以外にも日本人とは異なる生活習慣やものの考え方の違いに接して、改めて日本の文化や自分の生活を見つめ直す異文化体験の機会も得られます。アクティビティーでは、様々な歴史的建造物や施設の訪問・見学や体験学習を行い、イギリスの伝統文化に触れるとともに、現地の人々との交流を深めます。

語学研修に参加した生徒は英語学習の必要性を実感するので、帰国後はさらに英語を学ぶ意欲が高まり、英検やTOEICなどの検定試験に好成績を残しています。また、進学に関しても有名私大や国公立大に合格する生徒が多く出ています。私としては、今後海外の大学への留学を目指すような志の高い生徒が出てくれることを願っています。

なお、語学研修の参加には条件があります。まず第1に、3週間の研修に耐えられる体力、精神力があること。第2は、英語力を向上させたいという強い意欲があり、自分の将来のことを前向きに考えられることです。イギリスでの体験を今後の高校生活や学習に本当に生かしたいと思う生徒を希望者の中から選びたいと考えています。

事前の研修、現地への引率は本校の教員が責任を持って行いますので、ご安心下さい。高校時代の異文化体験は必ず一生の思い出になると思います。英語力をつけたい、将来は国際的な舞台で活躍したいという意欲的な生徒諸君の参加をお待ちしています。“



・ 本校はここ3年間「英語教育に力」を入れてきた。特に「英検受験」を全生徒に課すなど新しい施策も展開してきた。この語学研修もその一環である。これからは間違いなく「英語の時代」となってくる。

・ 良い、悪いの議論ではない。国境が無くなって来ている現在「世界共通の言語はやはり英語」である。学校としては極力英語に馴染む教育環境を整備してあげることが重要である。最後は生徒の意思であるが学校としてインフラが無い様では私立高校とは言えまい。これが私の考え方である。

・ 偶然であるが英語検定協会から高校中学とも優秀に付き「表彰状が届いた」ので私は今日の「朝礼」で高校生に披露した。今年の1年生はじっくりと人の話を聞いてくれる生徒ばかりである。これも嬉しかった。


・ 海外からの留学生も積極的に受け入れる方針を固めている。それを2000人の生徒のご家庭から選んで「ホームステイ」として留学生を受け入れてもらうシステムを構築する方向で進めている。
・ ところがだ。アメリカの日本向け留学生を扱っている機関から過日連絡があって「放射能が怖いから今年の日本行きは見合わせる」との連絡が入ってきたそうだ。これなど完全に「風評被害」である。

・ アメリカの人と言うより他国の人は「フクシマ」も「オオサカ」も同じなのである。従って現在他の機関に依頼して募集している最中である。校内に海外からの留学生が本校生徒と歩いている姿を想像するだけで楽しいではないか。

・ 要は様々な価値観を保有する生徒を作っていきたいのである。英語に力を発揮できる生徒、部活動に力を発揮できる生徒など色々とあって良いと思っている。それこそが私立学校の特色ではないか。



・ 一方大阪府は橋下知事肝いりの「実践的英語教育強化事業」を進めようとしている。これについてはその中身が固まって先ほど説明会などあったが「ウーン」という感じで現段階ではこの企画に乗れると言う状況にはなさそうである。

・ 集団としての数揃え、受験費用(約200米ドル)などハードルが高い。本日英語科の担当教員と副校長と会合を持って当面の本校の対応方針を決定した。まずTOEFL ITPを受験させて生徒の実力を把握し本番への準備が必要であるとの結論に達した。

・ しかしこの事業、公立高校は一体どうするのだろうか、大変に興味がある。トップ10校ならいざ知らずそれ以外の公立では「しんどいのとちゃう?」と思うがねー。大体この事業の根幹がおかしいと個人的に思っている。

・ アジアをはじめ世界で活躍できるリーダーの育成というがそのようなリーダーがそれほどの数が必要とは思えない。又受験英語と異なる実践英語教育の強化の対象者がどれほど必要と言うのか。ちょっとこの事業には心に「ストーン」と落ちるものをまだ感じられないのである。それで今年は様子見と来年の準備期間に当てるとしたのである。