・ 北澤茂さんと言う順天堂大学の教授で神経生理学者とあった。東大で医学博士を取得して主に脳の中での情報統合の研究の第一人者である。男女の脳の使い方の差や自閉症の解明、治療法の開拓に取り組んでおられる先生である。
・ 我々はこのような先生のおかげで病気を治し健康を取り戻しているのであって本当にこのような医学や科学技術の分野で頑張っておられる先生方に感謝しなければならない。もっともっと研究費を差し向けなければならない。
・ 橋下知事ももう少し英語教育の熱から醒めてもっともっと理系教育の分野に資源を投入してくれる政策を押し進めば素晴らしい。英語がしゃべれるリーダーだけが居ても「世界をリードする物」がないと駄目だろうにと思う。それでは香具師の寅さんだ。
・ さてこの北澤教授、「男女の脳の使い方の差違」を見つけたという。兼ねてより私は直感的に「女性の脳の働きは男性とは違う」のではないかと思ってきた。世の男性なら口には出さずとも腹の中でそのように思う局面は多々あったのではないか。
・ 分かりやすく言えば世の男どもが言っているように「男は理屈で考える、女性は感情で考える」。ひどいものになれば「男は頭で考える、女性は子宮で考える」なども聞いたことがあった。まさに一歩間違えば女性蔑視ととられる。
・ しかし今回北澤先生のおかげで私は理解したのである。脳の言語機能は「左脳」というのが100年続いた通説であったが「男は確かに左脳だけであったが女性は右脳も使っている」と発見されたのである。
・ その理由は体格の差と同様に「女性の脳は男性に比べてコンパクト」と先生は表現されている。要は小さいから左右の脳で情報を効率よくやり取りできるとの事であった。脳が小さいから両方使わざるを得なかったとの陰口が聞こえてきそうだが・・・。
・ 左の脳が小さいだけに右も使わざるを得なかったのかどうかは書いていないがとにかく左右の脳を使って情報統合するのは断然女性有利と先生は断言されている。左脳には文法の機能、右脳には抑揚の判断や連想にからむ機能があるとのことで、この点からも「女性は抑揚とか感情に絡む微妙なニュアンスを感じ取る力が強い」ことが分かっているそうである。
・ つまり女性は右脳を使って相手がどんな気持ちでしゃべっているのかも感じ取り左脳の情報と突き合わせて判断していると先生は言われるのである。「本当かなー」と私は幾分首を傾げているのだが・・・。
・ ざっくり言ってしまえば相手の気持ちを読むのが得意なのが女性、一方男性は左脳だけを使い抑揚とか連想とかにとらわれずに言葉通りに受け取って判断する。その場の空気に左右されず冷静で決断力があるとも言えるし「鈍感」と言ってよいかもしれないと男性にとっては辛い言い方をされているのである。

・ そして面白いのは次だ。先生は言われる。“今はイクメンが流行っているが人類の長い歴史では育児、こどもの面倒は女性が担ってきた。言語能力が未発達で泣くことや片言の言葉しかしゃべらない幼い子どもの意図を読み取ってコミュニケーションを取るのは女性だといわれるのである。男性のイクメンは効果が少ないと先生は言っておられる。世の男にとってこれは「福音」である。
・ 右脳を使い赤ちゃんに「抑揚豊かに語りかける能力」は女性のみが持つもので女性の集団にいるほうが子どもの言語能力は発達するといわれているのである。男性に比べて女性は腕力にものをいわせるわけには行かないから、「対立を回避」して賢く生きることができるように話し方から相手の心、気持ちをしっかりと読み取る能力を高める方向に女性は行ったといわれている。
・ しかし私の経験では「ほんとかなー」と思う局面は多い。好戦的で人の言うことを聞かず、勝手気ままに物を言っている女性は多い。そして言い出したら決して論を曲げない。絶対に「自分が悪かった」とは言わないのが女性である。(ごめんなさい)
・ 先生のお話で左右の脳で言語処理が出来ると聞けば「女性のおしゃべり好き」の理由が分かったような気もする。先生はさすがに女性のおしゃべりと右脳との関係はまだ分かっていないと言われているが、男女の関係について次のように結論されている。
・ 男女の違いから言えることはお互いの理解が大事ということ、男は時に女は論理的に話をしないと批判するが実のところ全体の状況が見えているのは女性であり左脳だけで言葉通りしか判断することしか出来ない男性の「いらいら」が、そのように言わしめているとおっしゃるのである。
・ 女性も男と言うものは相手の気持ちを読むのが不得意なデリカシーにかける動物だと思えば男性に幾分は鷹揚すなわち優しくなれるのではないかと言って下さっているのだ。喜んで良いのら悲しんでよいのやらと言う感じもするが。
・ とにかく能力発揮と言う点からすれば「交渉ごとなど対話が重要な局面では女性の能力」が生きると言われ、決裂覚悟なら「鈍感な男性」が」向いているとも言えると先生は言われる。要は男女の相互理解が必要で助け合ってこそお互いの能力が輝くと申されているのである。
・ 結論の言葉は「自分たちの脳を知るのは社会を知ること」だと言われている。私はこの記事を読んで大いに勉強になった。今までも漠然とこうではないかなとは思っていたが第一級の学者から断じざれれば頷かざるを得ない。
・ 私は具体的に実践するために以下に示す「二つの大いなる実験」をすることに決めたのである。まず一つは「入試広報室に女性の外交専門広報員」を投入することである。年のころはそれなりの年齢で、顔かたちは言わず、営業経験があって明るく積極的に塾回りなどしてくれ、コミニュケーションの取れる女性人材を投入するのである。
・ 従来、外回りは男性職員の専門であったが今度初めて専門の女性広報ウーマンを入れるのである。「右脳をしっかりと使って」相手の言うことを受け止め本校のサービス内容に影響を与えて欲しいのである。教師もどうも女性の先生の方が強い感じがする。感じだけですぞ。
・ 二つ目は「中学校にカウンセラーの先生を投入」する。ここに詳述できないが素晴らしいキャリアを有しておられる。大学で人間科学部を卒業され大学院にまで進まれた前期博士課程を終了され、すごいのはこの後医療技術学園専門学校に進まれその後二つの病院で臨床経験をされたのである。
・ さらに労働協会で1年間「ニートサポート」について見識を深まれてこの度初めて学校現場に登場されると言うのである。私は飛びついてこの先生を招聘した。この「臨床心理士」の先生が右脳を使ってくださるというのだ。
・ 本校の中学校の教員と生徒の話を聞いてくださると言う。おそらく右脳も並外れて立派なのではないかと私は期待しているのである。今中学校は変革の途中であり変動が大きいがこの先生のお陰で少しでも教職員や生徒にとって逃げ道や癒しの空間があればよい結果を生むと期待しているのである。
