2011年10月23日日曜日

23年10月23日(日)第4回中学校体育大会










・ 今日は関西大学連携浪速中学校の第4回体育大会の日であった。ここ1週間程度お天気を気にしていたが何とか最後まで実施することが出来た。しかし閉幕間じかにまた雨が降ってきたのである。雨に祟られる体育祭が毎年の恒例行事になった感じがする。

・ ここ数日の朝会では「若し朝から降った場合は・・・、午後から降った場合は・・・」と危険予知して対応を考えていたのであるが、全てのプログラムを終えたら丁度パラパラ降ってきたので昨年からすればまだ益しである。

・ 連続して3年、この天気の話しばかりで私は何時も中学の教頭に「時期を5月とかにずらせないのか」と言って攻めるのである。修学旅行があるというのでそれなら修学旅行を8月に持っていけばというと屋久島の夏は「ヒル」が出て大変だと言う。

・ 確かに学校行事はどれもこれも意味があってそのタイミングに持ってきており簡単に変えることは出来ないことは分かっているが3年も「天候にやきもき」するこの季節はもう勘弁して欲しいと思うが結局仕方がないのだろう。

・ 学力強化対策が本校の第一の教育目標であることは間違いないが、中学生にとっては学校行事が極めて大きな効果を生む教育ツールであることは間違いない。だから私は学校行事を重要視している。行事は「教育そのもの」なのだ。

・ 学校改革の過程で行事も大きく見直した。その一つがこの体育大会である。本校の中学校には所謂「運動会と言うか体育祭」はなかった。高校との合同での陸上競技大会というのがあっただけであった。

・ 私はこれを観察し、確かに高校生には体育祭と違って自分の有している運動能力を数値で確認する競技会の意味は十分あると評価した。しかし中学生にはまだそれよりも伝統的な運動会の方が良いのではないかと考えたのである。

・ 全国にごまんとある私立、公立中学校で体育祭のない学校はあるまい。必ずあるはずである。浪速中学だけがないのも生徒が不憫と思って再開した経緯がある。それがもう4年目だから本当に月日の経つのは早い。

・ PTA組織の広報委員会の委員長さんが腕章をつけて写真撮影に来ておられたがこのお子さんは中学から高校に進みもう高校3年生である。このお方がしみじみと言われた。「感無量」だと。この子らの学年の時に体育大会を始めたのである。

・ 当時はまだ生徒数も少なくプログラムを見様、見真似とは言わないが完成度は今に比べ相当低かった。しかしそれでも皆さんに大変喜ばれた運動会であった。それが4年でグンと完成度が高まったのである。


・ 8時過ぎにはお日様が照り始めた。一時期は逆に熱中症を心配するほどであった。そして15時にはぱらぱらだから秋の天気は本当に始末に負えない。「一転にわかに掻き曇り」だ。しかし全てやり通せたから生徒は大喜びであった。彼らは雨の中でもやりたいのだ。

・ 本校らしいやり方で教職員は黄色の揃いのTシャツを着て順調に進むように全員が手分けして走り回る。本当に頭が下がるくらい、中学の教員は分担して見事にやってくれた。これで高校の陸上競技大会も中学校の体育大会も恒常状態化したと思う。高校は高校、中学は中学ではほぼ完全に固まった感じがする。この4年間の体育科を中心とする関係の教員全てを高く評価したいと思う。

・ 生徒は「海」「大地」「太陽」と縦に三つのグループにわけてそれぞれが揃いのTシャツを着る。すべて中学校教育後援会からの寄贈である。これは当初からのやり方で自然との調和を重視する神社神道の学校らしいアイデアだと思っている。

・ 競技種目は本格的でラジオ体操から徒競争が最初の種目である。50メートル、75メートル、100メートル走と学年別に設けている。全部で19もの種目だから多い。今騒動になっている綱引きとか伝統的な種目の騎馬戦などもある。

・ 順調に進み、昼食休憩が11時過ぎになった。極めて順調なプログラムの進行である。放送、スタートの号砲打ちなど全て生徒の手で進められる。今年は例年になく手際が良くなった。これも「ノウハウ」の蓄積が進んだ成果だろうと思う。
・ 私は昼食休憩の時にPTA会長と中学1年と2年の関大コースの学級委員さんに校長室に来て貰ってある大切なお話しをした。昼食を摂る間もなく午後の部の開始である。話し込んでいた為教務部長が呼びに来てくれた。


・ 午後の部は「クラブ員がユニフォームを着て勢ぞろい」である。歌舞伎の「お練り」みたいなものだ。この行進が素晴らしかった。その後クラブ対抗リレーとなった。本当にクラブの加入率が高い。私はクラブ支援を重点的に行ってきたがこの行進を見て「応援すれば生徒は応えてくれる」ことを確信した。

・ 圧巻は最後の「全生徒による集団演技」である。女子はダンス、男子は空手の形である。これが素晴らしく「中学校体育大会の目玉」となった。この2種目はとにかく保護者にも大きな感動を与えたと思う。

・ 雨は空手の演舞の最後付近で降り始めたのであるが予定通り閉会式も出来た。生徒と教員と保護者が一体となった光景は恐らく体育祭とか体育大会とかしかないのではないか。「本当にグラウンドに一体感が漂う」のを実感する。

・ それは個別ではなくて全体の参加であることと、順位をつけるからではないか。生徒も教員も保護者も「競争状態をエンジョイ」しているのである。これらを見れば競走と言うのは必ずしも悪いことではないと言うことが分かる。

・ 走るプログラムが多いが本校はしっかりと到着順で順位をつける。遅い生徒も一生懸命に走りそれをクラスの仲間が声を絞って応援している。皆で手を繋いでゴールするなどの馬鹿げたシーンは本校にはない。

・ 私は今日も多くの保護者から感謝の言葉を言われた。「本当に素晴らしい中学校に行けて幸せ」とはっきり言って下さるのである。まだまだであるが浪速中学は右肩上がりで中味が充実してきているのは分かる。

・ それは間違いなく先生方への評価である。面倒見が良いのである。私立中学で有りお預かりした生徒は親と同じく「親身になって面倒を見る」ということが私の哲学であり方針なのだが教員はそれを実践してくれている。

・ 昨日の高校入試説明会ブログにも書いたが保護者から信頼されている学校と言うのが今後生きていく私立にとって最重要なことなのである。武道館とクラブの部室が完成して初めての大会であったが運動場はコンパクトであるがまとまりがあってよい雰囲気の会場となった。