・ 「女子力」と言う言葉があるが今日はしみじみとそのような女子力のすごさを感じた。女子と言っても女性の子どものことではない。ちゃんとした大人の女性のことを女子と言うらしい。「女子会」とかとにかく最近は女子論ばかりである。
・ 焼肉女子、ホルモン女子などの言葉もある。神社やお寺めぐりも女性が多い。とにかく今日本の女性が元気である。これに対して男は草食男子とか余り良い表現は無い。私なども今日の女子に比べればまだまだ「小僧」である。・ 本日は10月29日に実施予定の「浪速武道館」のお茶室「洗心亭のお茶席披き」の為に二人の女子のお茶人を学校にお迎えした。下見である。女性だからお年は書けないが私の歳を入れて合計234歳となるから想像出来よう。
・ とにかくお元気そのものである。それにオシャレである。私は尊敬する。お一人は河内長野市の玉永先生ともうお1人は藤井寺市の南坊城先生である。お二人とも表千家では大変良く知られた「お茶人」で社中を構えられている。
・ 玉永先生は本校茶道部の指導者であり今回の席披きでは本席を御担当して頂き、その先生のご依頼で立礼席は南坊城社中が担当して頂けることになった。南坊城先生は本校理事長職務代理に母上である。・ まず我々は指摘された。それまではお茶席開きと書いていたのだがお茶席では「披き」と書くそうである。万事このようにこの世界では我々は知らないことが多すぎる。従って何事もお伺いを立てて相談して進めなければ成らない。
・ こればかりは木村流で思うように進めることが出来ない。教職員相手とえらい違いに自らが驚いている。一方的に買う側の立場でも茶道具屋さんの言うことも聞かねばならないのだ。
・ このように私としたことが「ハイハイ」と頭を垂れて言われるままにするのもその圧倒的な存在感である。女性も長く生きてくると益々求心力が高まっている。良い先生を知り得たと大変喜んでいるのである。
・ 茶道クラブが出来たのが4月で生徒は一生懸命頑張って練習している。又顧問の先生二人も上記二つのご社中でそれぞれの教室で約1年間勉強してもらった。元来は5月の連休明けにでも思ったが東北大震災の事もあり延期をしていたのである。
・ 丁度半年を経過し、「新校舎建設」の火蓋も切ったため。ぼつぼつこの辺で実施させてもらいたいと考え踏みきることにしたのである。ただ生徒のお手前はまだ自信もないためそれぞれの社中にお願いし、「お運び」などを生徒が担当することとした。
・ 「席主」「席亭」は私であるが何とも心もとないので代行として理事長職務代理にお願いするのであるがとにかく「自慢のお茶室」を広くご披露申し上げたいと今日から具体的な準備に入ったのである。
・ 丁度午前中引出物の「お茶碗」の設計を出入りの茶道具屋さんと行った。お茶室は表千家のお家元である千宗左お家元から揮毫していただいた扁額「洗心亭」から「洗心」の文字と「花押」を焼き付けたものである。・ これは大変貴重なものになり皆さんお喜びになるだろう。勿論全ての人に差し上げるほど多くはない。今ご案内先について詳細検討中である。そのため過日京都の「表千家」にまでご挨拶に伺った。
・ 我々は表千家認定の「学校茶道」について勉強するもので別にお茶人になるとか大げさなものではない。お茶の心「和敬静寂」の精神を学ぶためである。共学して5年目女生徒の興味あるクラブと言う視点も当然考えた。・ だから創部したら早速50名を超える生徒が入部してくれた。時々見に行っているが皆真剣に取り組んでくれている。私はお茶室を作り茶道クラブを作って良かったとつくづく思ったのである。
・ 何事も初めてと言うのは大変である。特に茶道のような伝統あるものは形式美や段取りなど勝手に私が考えてもいとも簡単に先生方から拒否されるそれくらい「昔からのやり方」に拘られる。
・ 私はもう二度と本校ではない「お茶室披き」だから後で後悔しないように準備を進めて見事遣り通すことを決意し、本日の校務運営委員会でも話した。武道館以来教職員には具体的なお祝いをしてないのでいささか豪華な「点心」のお弁当も用意し先生方もご招待することを決めたのである。
・ ご案内先はPTA実行委員、茶道部員の保護者、理事者、評議員、本校の関係先は当然として現在検討中のものは大阪市のお茶の先生方と学校茶道を行っている学校の顧問の先生である。
・ 9月2日に表千家から今後の進め方について連絡が入ることになっているのでその後具体的に決定することになる。今のところ200名近い来客で果たして「動線」は上手く流れるのか心配な点はあるがやって見なければ分からない。
・ 2学期は9月が浪速祭、10月は茶席披き、11月修学旅行、12月語学研修、併行して中3と高3の進路決定がある。これが最も重要であり9月末には指定校推薦が決定していく。緊張するがこの緊張感が何とも言えない。
・ 一つ一つしっかりと進めていくことが重要で明日は竣工したカフェテラス、部室の「清跋式」がある。自分ながらこの5年間、ひとつひとつ着実に進めてきたことに我ながら驚く。
・ お茶の南坊城先生がお帰りになる時私に言われた。「三代に亘ってこの学校の役員をして来ました南坊城家ですが今日武道館の表門の看板を見て感無量となりました」と耳打ちして頂いた。私は感激した。10月の茶室披きは何としても大成功を収めたいと決意を新たにしたのである。