2011年8月2日火曜日

23年8月2日(火)前半戦終了 しばしの小休止









多聞中学2年生閉講式



多聞中学3年生開講式

・ 府内高校空手道選手権で何時もしのぎを削っている東大阪柏原高校が劇的な勝利で甲子園へのキップを手にした。初出場である。大阪桐蔭を破っての快挙だ。心からお祝いを申し上げ甲子園でのご活躍を祈念申し上げたい。
・ そしてタイミングを合わせたように日経に記事が出ていた。「甲子園は誰のため」「私学一流集めに奔走」の見出しである。記事の中味は学年5名まで許される「野球特待生」についてである。
・ 2007年大きな社会問題となった特待生制度は「行き過ぎの是正」目的で学年5名までとの縛りを入れた。このようにして特待生を入れた高校は全国で434校という。これは2年前から更に28校増えて全国の私立高校に約2000名の計算になる。ちなみに本校では「ゼロ」である。
・ しかしこの制度も今や親の経済状態や学業成績では普通の入学が出来る訳で野球特待生扱いとはならないから言ってみれば「抜け道の多い制度」だと批判する人もいる。しかし記事にもあったが「それは私学の裁量」であり「私学の甲斐性」だ。何をか言わんやであろう。

・ 甲子園は高校球児のためにあり外部がごちゃごちゃ言う必要は無い。行きたい学校に行けば良いのであってそこに規制をかけるのは基本的に間違っていると言うのが私のスタンスだ。行きたい学校との評判を取るためにその学校は血の滲むような努力をしてきている筈である。

・ 学校という社会の公器において、特に「私立学校の場合は入学者との強い信頼関係」で結ばれている。親子三世代と言うのは珍しくない光景である。入学に規制をかけるのは「職業選択の自由を阻害」するようなものだ。

・ しかし本校も高野連に申請して5名の枠を頂いてはいるが前述したようにまだ1人もいない。来てくれないのか、入試広報の力量不足か分からないが、せっかく理事長として「浪速ふくろう特別奨学金制度」を理事会で決定し相当の予算を計上しているにも関らず支出がゼロだから困ったものだが、焦る必要はない。これからである。
・ 私は今朝の管理職朝会でこの新聞記事を元に議論をしたのである。私学が生き延びて行くには立派な設備と卓越した指導者を招く「企業努力」が必要だ。常に新商品や新技術の開発が欠かせない。

・ 「ウイングを常に広げる努力を惜しんではならない」と私は声をあげた。「進学実績もスポーツ実績も両方追い求めるのが正しい姿」である。「どちらか一方でよいわ」となったらそれでお仕舞いである。

・ 「二兎追う者は一兎も得ず」との諺があるように難しいことは分かっているが、公立と違って私立の生きていく「ばね」はそこにある。「様々な生徒を受け入れるのが私立学校の使命」である。その過程では色々なことがあるしそれが出来るのが私立だろうが。


・ 例年より幾分早く中学校の進路担当の先生方や担任の先生方の本校訪問が続いている。又その数も昨年より多いと言う。大変結構なことで嬉しい話である。勿論「浪速武道館」をご案内するのだが最近囲いが取れたクラブの部室の豪華さに皆さん驚かれると言う。

・ あのような立派なクラブの部室は公立ではまず考えられないと感動して帰られると言う。「浪速は生徒を大切にする学校」というのがあれだけで分かるとおっしゃっているのだ。「我が意を得たり、本望である。」
・ 私は嬉しくなって中学生がサッカーの練習をしていたので「最初に部室に入れてあげる」と釣って生徒たちを案内したのである。当然生徒たちは歓声を上げて喜んでくれた。このような立派な部室を与えられれば「誇り」を持って練習にも身が入るだろう。
・ まず私立高校だ。教育環境の整備に資金を使わねばならない。私は平成19年校長になって以来「浪速が変る、浪速で変える」を「キャッチコピー」にして今日まで来た。4年経って第一段階がほぼ完了した。私は浪速を変えたのである。

・ 「浪速改革の第二章」「浪速改革は続きます」「教育トライアングルの完成」「生きる力を育てます」と毎年「合言葉」を決めてやってきた。しかしその原点に有るのは2009年私が着任した時に選んだ「浪速が変わる、浪速で変える」である。

・ 変わると言うことは「勇気の要ること」であり、当然その過程では傷つく人も出てくる。しかし変ることを避けては逆に生きてはいけない。「変化に柔軟であればあるほどその人は強い」ということである。


・ 久しぶりにふくろうスタジアムで練習している硬式野球部の激励訪問に出かけた。今年の夏は公立高校相手に第1回戦で敗退し残念であった。3年生が引退しメンバーが大幅に入れ替わっている。私は全員を集めて檄を飛ばしたのである。

・ 硬式野球部には新しい監督を任命し、スタッフも大幅に増強した。ヘッドコーチは甲子園経験の元ピッチャーである。加えて今年から2名も新進気鋭の人材を投入した。1人は早稲田であの有名な日本ハムに行った齋藤投手と同期である。
・ 更にこれもまた上宮高校で野球のキャプテンをしていた国語の教師を採用した。中々動きが良いと評判である。更に卒業生を2名臨時コーチとして採用している。ふくろうスタジアムも作った。後は指導者と生徒で頑張って貰わねばならない。



・ 昨日に続いてふくろうスタジアムに行く前に「多聞尚学館」に行って中学生の学習合宿の激励に赴いた。まず「2年生の閉講式」に出て話し、会場を移って「3年生の開講式」だ。初めての本格的な2泊3日の集中学習であったが生徒は「ドヤッ顔」をしていた。確かに頑張ってくれていたと思う。


・ さて私の23年前半戦が今日で終了した。前半戦の大きな思い出はやはり浪速武道館の竣工であった。後半戦は部室やカフェテラスの完成を見て遂に既存建物の解体に入る。本格的に新校舎建設の前哨戦となる。明日からのリフレッシュ休暇でじっくりと今後の戦略と戦術を考えて参りたい。